昇段レポート 中城裕哉

小学校1年生から、今までの約10年間、苦しいと思ったことや、しんどいと感じた事はたくさんありましたが、辞めたいとは1度も思わずに黒帯を取るまで頑張ることができました。

始めたての頃はとりあえず次の階級に昇格することを目標にし、緑、茶帯になる頃に、黒帯を本格的に最終目標として捉えるようになりました。

上の階級になるに連れて技の質などを求めるようになり、その帯に合う以上の質を求めて行き型がだんだん好きになっていきました。一方、組み手の方は、痛い、しんどい、怪我をするなど、負のイメージが強くなり、だんだん苦手になっていきました。

そもそも空手を始めたきっかけは、友達でその友達は小学校の内に全員辞めて残ったのは僕だけになってしまったけど、まだまだやれると思っていて、今まで続けてこれました。

空手で友達なども増え、短い時間でも充実した稽古をすることができて、どんどん空手の魅力にはまっていきました。審査会の時は5人組手をやるまで顔から血の気が引いたような白さで、高校の入学式よりも緊張していました。多分今まで生きて行た中で1番緊張していたと思います。他に1人黒帯審査を受ける子がいて驚いたのと、組手の時、その子が先で最後まで力強くやっていたのを間近で見て圧倒されたのを覚えています。その時、自分もこんな組み手ができるのか、不安と少しの恐怖でスタミナが切れて、めちゃくちゃしんどかったと言うことが以外はほぼ何も覚えていません。でもそれくらい必死にやったと言うことだと思っています。

審査会が終わった瞬間からの記憶はちゃんとあります。終わった後の写真で力也先生の肩に乗せられた時、ぐらぐらして安定してなかったので、落ちたらどうなるのかしか頭の中になくてあまり笑えませんでした。でもやり切ったのでとても達成感を得ることができました。

審査の合格発表の時はてっきり最後のほうにやるのかとばかり思っていたので、急に発表でドキドキしながら発表を聞いていました。結果、無事に黒帯になることができたので、ほっとしたのと4月末で空手を辞めてしまうけれど、それまでの練習で黒帯としての自分をどう変化させるのかを考えています。

とても短い期間ですが、気持ちなど少しでも変えれるようなところから黒帯としての自覚を持っていこうと思っています。中学に上がる時も辞めるかもしれないと考えながら10年続けてきたので、とてもなごり惜しいですが、良い節目だと思います。あの時に空手を続けようと言う判断ができたのは、片山先生や、日々の練習を支えてくれた力也先生、道場生の皆のおかげです。もし余裕があれば空手をやりたいと考えているのですが、この思いが叶うかどうかはわからないです。

これまで関わった人たちには感謝をしてもしきれません。空手をする中で学んだことを大切にし、これからの人生を歩んでいきます。

黒帯を取ることができてよかったです。

中城裕哉

10年間の長い間いろいろな事を乗り越えて乗り越えて念願の黒帯になりました。

辛かった事、挫けそうになった事も分かってましたが陰ながら中城君なら出来ると応援してました。全てが報われたと思います。

また、型が得意で黒帯の中でもトップクラス。型クラスでは後輩達に優しく親切、丁寧に教えてくれてとても良い先輩でした。優しく強い素晴らしいことです。

空手を10年間続けて来れた事を誇りにこれから色々な事がありますが頑張ってください。

おめでとうございました。

オレンジ帯の裕哉くん^_^あどけないですね